光画部旅行マニュアルは旅行記を書き殴るブログです。 幼なじみ女2人で運営 主に聖地巡礼旅行での思い出や 個人の旅行の思い出などと投稿していきます。

初めての因幡(刀語聖地巡礼) 2日目(終)

※この記事は前回の続きです

前回↓

kougabunote.hatenablog.com

 

2日目

・ホテル→鳥取砂丘入口

翌朝…

ついに自転車を手に入れた枠兄と溜池は、人のいない砂丘を見るため訳わからんくらい朝早く(5時過ぎぐらい)にホテルを出発しました。

しかし生憎の雨…レインコートを装備して自転車を漕ぎ、鳥取砂丘へと向かうのでした。

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雨降りの早朝、寒かった

                                    

 

ホテルから砂丘まで自転車を走らせること約30分

ついに無人砂丘に到着!!

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砂丘の開放感と到着の喜びで暴れ狂う2人

今回の鳥取旅行の目的地、刀語第二話の聖地にやっと到着しましたので少し鳥取砂丘刀語のお話をします。

 

前回の記事の冒頭でも少し書きましたが、刀語第二話において鳥取砂丘は砂漠化が進み住む人がいなくなった土地・因幡砂漠として描かれています。

砂漠の蜃気楼に守られ、近付かなければ見えない名城・下酷城(げこくじょう)の城主であり刀の所有者・宇練銀閣(32)は砂漠化した故郷の因幡を捨てられずずっと城に引きこもっています。

 

…このように砂漠という要素を存分に活かしたエピソードなだけに、どうしても聖地へ行ってあふれんばかりの思いを馳せなければ!!溜池は思ったわけです。

刀語世界では砂漠化が進んでしまった因幡鳥取)ですが、なんと現実の鳥取砂丘は逆に緑化を阻止し砂丘を維持する活動がなされています。皮肉なもんですね)

 

というわけで無人砂丘をそれはもう思う存分満喫しました。

我々にとってここは因幡砂漠ですし、下酷城の幻覚が見える見える…

 

刀語聖地巡礼として鳥取砂丘を思い切り楽しむためのアイテムとして、おすすめの一品がございます

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シャボン玉ソードです。300円で買える名刀です。

斬刀・鈍と命名し、シャボン玉を撒き散らしながら宇練銀閣ごっこをすることができます。零閃!!

 

しばらく人気のない砂丘で走り回っていた枠兄溜池でしたが、ここであることに気付きます。

全然人増えないな?

調べたところここは砂丘の入り口の端にあたる場所で、有名な馬の背という鳥取砂丘の中心地からは離れたところだということをやっと知ったのでした…

せっかく早朝に出たのにあまり意味のないことをしてしまった…

 

 *ランチ

馬の背に向かう前に、暴れてお腹が空いてきたので朝昼ご飯を食べることに。

山陰の海鮮が美味しいということでこちらの海鮮料理店にしました。

村上水産 砂の美術館バス停前店

murakami-suisan.hp.gogo.jp 

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6年前の自分たち、こんな写真しか撮ってなかった…

海産物に恵まれた鳥取では、モサエビ(正式名称クロザコエビ)と呼ばれるエビが水揚げされます。姿はあまり美しくありませんが味が絶品、しかも流通量が少ないということで幻のエビとしてこっそりもてはやされています。

ここ村上水産ではそのモサエビを刺身で提供しておりました。

私たちはこの時初めて食べたのですが、甘海老を濃厚にしたような味で非常に美味、まだまだ知らないグルメの存在に感動しました。

また、頭部分もカリカリに揚げていただき、余すことなく堪能しました。ごちそうさまでした!

(エビが美味しすぎて感動した我々は3年後に鳥取を訪れた際にもここを訪れることとなるのでした…)

 

鳥取砂丘(馬の背)

山陰の恵みでお腹を満たして回復した枠兄溜池は、砂丘のメインスポットである馬の背へ。

ありがたいことにいつの間にか雨も止み、晴れておりました

私たちってやっぱりついてる!

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馬の背と登る枠兄 砂がフカフカで気持ちいいぞ!

予想以上にスケールのでかい砂山に圧倒される2人

ここが鳥取砂丘か…さっきまで遊んでたところは序の口だったんだな…

みんな楽しそうに馬の背を登っているので我々も早速裸足になって巨大な砂山に挑みます。

(確か砂丘で裸足になるためにわざわざトレンカを鳥取駅で買った気がする)

しかしこれが結構しんどい。フカフカの砂に足を取られるうえ、標高47m、傾斜は最大で32°あるそうです。これは上級者向けのスキーコースぐらいきつい角度をマンション15階分ぐらい登ってることになります。下酷城より全然でかい。

 

頂上に着くと、日本海が眼前に広がります。後ろを振り返ると、オアシスとゴマ粒のような人!登る労力も加算して、これはもう絶景としか言いようがありません。

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馬の背頂上からみたオアシス

登山用の杖と化してしまった斬刀で零閃を放ったり、写真を撮ったりして下山し、次はオアシスに向かいました。

この下山ですが、これまたとっても楽しいのです。

急勾配なので少し飛び降りるだけでかなり下まで降下でき、フカフカの砂に足がズボッ!とはまります。

この感覚が楽しくて、少し降りてはまた登ってを繰り返しながら下山しました。元気ですね…

 

鳥取砂丘のオアシスは地下水が湧出したものと言われています。

透明度が高くてとんでもなく大きな水たまりといった感じでした。

天気が良くなって気温も上がり、はしゃぎすぎて熱くなった我々にはひんやりとして気持ちが良かったです。これぞオアシス。

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オアシスでひと休み

 

 *お土産屋さんで買い物

馬の背を後にし、次はお土産を買い求めました。

馬の背から一番近い道路にはお土産屋さんが立ち並んでおり、鳥取の多種多様なお土産を買うことができます。

 

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新たな鳥取名物 砂たまご

鳥取砂丘名物砂たまごをいただきました!

茹でる代わりに鳥取砂丘の砂で蒸した卵なのですが、水分が程よく抜けていてホクホクの黄身が美味しい。店先で温められているのであったかいのも素晴らしいです。

平飼いの有精卵を使っていて、卵を包んでいる和紙は鳥取の因州和紙だそうです。

鳥取を全面に押し出した素敵な名物ですね。

 

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裏側には与謝野晶子砂丘の詩が書いてあります

通行手形も買いました。恥ずかしげもなくこれをぶら下げて歩くことに。 

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お土産を持ち帰る方法を模索しすぎている


鳥取砂丘鳥取城跡(天球丸跡)

鳥取砂丘の次は、そのまま自転車で鳥取城跡・天球丸跡に向かいました。

私たちはゆっくり走っていたのか、1時間ほどかかっていたようです。

城跡のふもとに自転車をとめて石段を上がります。

 

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石段。三角の部分があるという些細なことで銀閣さんだ!と興奮

歴史の教養も関心もない我々は、なんか石垣がいっぱいやね!アハハ!といった調子で高い場所を目指してひたすら登っていただけのようで、肝心の天球丸の写真はありません…

天球丸とは丸く積まれた珍しい石垣だそうです。興味のある方はぜひ。

 

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それよりもめちゃくちゃ傾いた松の方が気になったみたいです。

 

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街を一望 下酷城が鳥取城だとしたらここも砂漠化しているのか…

高いところに着いたので写真を。お城はその城主が治めていた町を一望できるのが良いですね。

この時初めてパノラマ撮影で2人とも映り込む方法を思いつきました。

 

 *鳥取城跡の中にある中坂稲荷でお参り

 

鳥取城跡の中には神社があります。通りがかったのでお参りをしました。

 

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この家紋の入ったカーテンみたいなのは御幕というそうです

 

鳥取藩の家紋は丸に揚羽蝶というもので、ちょうちょがモチーフになっています。歴史には興味がなくても虫が好きな溜池は興味津々。

鳥取城跡周辺ではこれをデザインしたものをちらほら見ることができます。

 

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城跡の周辺では、お祭りだったのか?屋台が出ていました。ここに写っている街灯にも蝶があしらわれていますね。

 

鳥取城跡→ホテル 

鳥取城跡からホテルまで自転車で15分ほど、そろそろ帰りのバスの時間となったので名残惜しいながらも城を後にしました。

 

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感謝

お堀の近くでお世話になった自転車の写真を撮りました。

 

鳥取駅→京都駅

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鳥取

鳥取駅から京都駅までも往路と同じバスで帰りました。

ただいま京都! 

 

・まとめ

我々の記念すべき第1回光画部旅行は鳥取でした。

その後現在に至るまで6年間、いろいろな所に行きましたが、やはり今回の鳥取旅行はとりわけ思い出深いものであります。

今でこそやっと割とまともな旅をできるようになりましたが、最初の方は無茶苦茶でしたね。

無知ゆえ多少無謀なことをしたり、有り余る体力にまかせてハードなスケジュールを組んだり…

 

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どこで書いたか忘れましたが、寄せ書きノートに残してきたアホそうな怪文書

この旅行で鳥取を好きになった私たちは、鳥取を第二の故郷と呼び、3年後の2017年にまた訪れています。今年でそれからまた3年が経つわけですね…

そろそろまた鳥取に帰りたい所ですが、時期が時期なだけにろくにお出かけもできませんのでせっせとブログの更新をしていきたいと思います。

拙文ではありますが見守ってくださると幸いです。

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おみやげ

ここまでありがとうございました。
 

 

この記事を書いた人:主に溜池